ほつれてゆく結び目 そっと指の先でなぞりながら 見上げた月夜に 蝶は ひらり 舞い遊ぶ
この世を騒がす傾城なれど
ひとりの心を掴むことすら
できず また今宵もただ 嘘と欲重ねては
遊女が辿るその悲しい末路
閉じ込められつづけた籠の鳥
華やかな花魁 その裏に隠れた憂いを
溺れたのは一夜の夢
甘美な嘘と仮初めの恋情にその身を委ね 花弁を開く
やがて消ゆる運命(さだめ)ならば その最後まで美しく 何よりも気高く咲き続けていたいと
忘れさられたその契り抱いて
届かない月に胸を焦がして
捕らわれたカゴの中で羽などはとうに失くし
交わることなどありはしないと知りながらまた伸ばしたこの手に
浅き夢見続けては酔いしれた快楽
この胸に散った赤い花さえいつかは枯れゆく
甘い蜜に誘われた蝶の酔いも気づけば冷める
そうして独り残った夜に哀情をうたっては
はらりと落ちた一雫の涙
ほどけぬように結んだ糸は
あっさりと千切れ
蝶は嘲笑うように鱗粉を振り撒く
やがて終わる夢語りに求めていた温もりを捨て去って
美しく気高く今咲き誇る
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ブクマつながり
もっと見るそれはどうやら本心のようで
泣き出しそうな君を見据えた
なにせ「むしろ泣きたいのは僕の方だ」
と思ってる
「それでいいよ」と強がってみても
「そんなところが駄目」なんだってさ
棘を含んだ言葉の痛みを
感じる余裕も無くてさ
ステレオが呑気なメロディーを流して
ボリュームの摘みを左に捻る...エイプリルフール
じゅみ
linaria in the glass
例えば季節を巻き戻せたなら
温もり痛みへ変わらずにいたの
ひび割れたガラスの中のリナリア
花は切ないほどに白く
もう誰もいない部屋に
散らばる静けさのように
途切れたままの言葉は二度と
届かず震えて眠る
いつから違う未来見てたのだろう...linaria in the glass
setsuna175
青い空の向こうで君の声が聞こえた
優しい目と温もり 夢のように溶けてく
あの日ついた嘘とか 通り過ぎた恋とか
言えなかった色々 夢のように溶けてく
電話ボックスの中 君の番号押して
知っていたんだ 知っていたんだ
私の声は届かない
まるで水で埋まった水槽
私の言葉は泡になって消える
「もしも」なん...私の声は届かない【曲:たてごと♪さん】
mellow
木漏れ日がゆらゆら揺れた
季節の囁きと共に
「あと少し」と君はこぼした
「仕方ないな」と肩を寄せ合った
腰掛けるベンチの隣で
野良猫が喉をゴロゴロ鳴らす
おもむろに君が差し出した
桜味のキャンディーを頬張る
いつもの帰り道。遠回りする
無邪気な僕らの未来は決まってて...桜味のキャンディー
じゅみ
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(これがおとこのいきるみち)
【A1】
誰が為よと 風にふと問われた
誰が為でも ないと俺は叫んだ
【B1】
この人生 男と生まれ 何を求む
夢追い人の旅路は 西へ東へ
【C1】
泥の水面に花咲く蓮華 いつか飾るよ心の錦...【これが俺の生きる道】(これがおとこのいきるみち)
杉春
(Aメロ)
天使のふりして近づいた
花も恥じらう純情ボーイ
綺麗な瞳に映るのは
私だけ 私だけにしてあげる
恋路に疲れた顔をして
寄り添う先は狼ボーイ
見下してるのも今のうち
すぐにでも すぐにだって飼い慣らす
(Bメロ)...溺死寸前colorless girl
鈴本キョウコ
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