木漏れ日がゆらゆら揺れた
季節の囁きと共に
「あと少し」と君はこぼした
「仕方ないな」と肩を寄せ合った
腰掛けるベンチの隣で
野良猫が喉をゴロゴロ鳴らす
おもむろに君が差し出した
桜味のキャンディーを頬張る
いつもの帰り道。遠回りする
無邪気な僕らの未来は決まってて
ゆっくり時は流れた
僕らに気づかれないように
ポケットにそっと住み着いた小さな不安が
桜道なぞって僕の向かう先に続いてた
ひらりひらり落ちる花びらに
言葉を失くしてしまいそうで
無意識についた ため息が響き渡って
焦った僕に したり顔で君は笑ってさ
「どうせ花はまたここで咲くでしょ?」と
驚いた僕の間抜けな顔を軽く小突いてた
吹き抜ける春風が僕の
体温を容赦なく奪う
マフラーに息を吹きかけて
ちぐはぐな季節に生きてる
いつもの帰り道。遠回りする
孤独な僕は同じルートを辿る
ゆっくり時が流れる
違う世界にいるみたいに
「負けないで」と言って押し出した君の背中は
どこか大きくて、すでに向かう先を見据えていた
ほろりほろり落ちると思った
涙を少しも見せないまま
夢を追いかけて旅立った君は今でも
シルエットになって したり顔で僕に笑ってさ
「どうせ君はまたここで泣くんでしょ?」と
意地はった僕の間抜けな顔を軽く小突いてる
声がして振り返る 「どうして?」と目をこする
君が笑顔を見せる 思わず僕は泣きそうになる
ポケットにそっと忍ばせた君への想いが
桜道なぞって春空の彼方に続いてる
ひらりひらり落ちる花びらに
言葉を無くしてることにする
無意識についたため息が響き渡って
焦った僕に したり顔で君は笑ってさ
「ほらまた一緒に桜を見れたでしょ?」と
苦笑いする間抜けな僕を
涙目のまま軽く小突いてる
木漏れ日がゆらゆら揺れる
僕の心と逆位相のまま
君がくれた少しの時間と
桜味のキャンディーが溶ける
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ブクマつながり
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