交差した世界の中で
そばにいないのはどうして？
目の前にあるはずの未来
私には何もみえない

散らかった狭い部屋の中で
一人蹲るだけで
思い出に足を取られて
今も君から抜け出せない

手を伸ばせば届く距離で
いつも笑っていたのに
その心にも身体にも
ずっと触れられないまま

幼い夢に縋り付いて
明日を探し続けても
掴めなくて　叶わなくて
だけど信じられないから

愛してるのに苦しくて
私だけ取り残されて
永遠が確かにあったの
それも幻に消えた

忘れられたなら楽でも
忘れられない君だから
残酷な現実の中で
涙の海に沈んでいく

二人を重ねた細い指輪
白くまだ輝いている
約束だけが色褪せて
余計悲しくなるんだ

はじめからそう決まってたの？
寂しい物語の終わり
離さないで　抱きしめていて
柔いキスで息をさせて

欠片を拾い集めても
決して形にはならない
繋ぎとめるには足りないよ
君がここにいないから
　
一人きりの朝が来ても
震えて眠れないままで
君の優しさと温もりで
冷たい私を包んで

交差した世界の中で
そばにいないのはどうして？
目の前にあるはずの未来
きっと君はもういない

愛してるから苦しくて
それでも愛していたくて
傷だらけの感情抱いて
私は今日も泣いている