光と闇の世界。
その間の世界。
神と天使の住む天界と、邪神と悪魔の住む魔界。
その間に存在する、人間界。
未だ天界と魔界の軍勢が世界を巡り人間界を戦乱の中に落とし入れた時代。
戦乱と恐慌を司る邪神が、闇と夜を司る悪魔との子を成した。
闇紫を宿した美しいその子供は、強大な魔力と邪気を持っていた。
そして人間界でも、一人の娘が生まれ落ちた。
その時代、人間界は多くの国々が存在した。
多くの小国は天界、魔界につき互いに争ったが、巨大な三つの国だけは人間界は人間の世界であると主張し、国土を侵害するものの排除だけを行っていた。
その三つの国の一つ、花の国。
国の名に相応しい、鮮やかな桃色を宿した王女が産まれた。
数年にして人間にしては恐ろしいほどに美しく育った桃色の王女は、近隣の小国からの結婚の申し入れが絶えなかった程だが、王がそれに首を縦に振ることはなかった。
それにより、花の国と近隣の天界の守護を受けた小国連邦との戦争が起こる。
紫の子供もまた、闇紫の大悪魔へと成長し、戦乱と恐慌を司る父の力を持って天界との抗争へと身を投じていく事となる。
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咲椰このは@桜華
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おぉ~っ!
続きが気になる♪
2009/11/06 22:11:01