「レ、レイン!逃げろ。ルカ姉はどんなことするかわか・・・」
時すでに遅し。私は逃げるもすぐにルカさんに捕まった。
「レインちゃん。いい服着てるわね。」
目が光ってるのは気のせいか?
あと、なんでレンとニコフは頭を抱えてるんだ?それとリンは溜め息をつかないで欲しい。
「リン!助けて!」
「無理!ごめん。」
「というわけで観念しなさい。レインちゃん。」
「きゃー。」
私は一旦はルカさんの腕から抜け出すが、裾を踏んづけて転んでしまった。
それですぐに捕まったのは言うまでもない。
「助けてー!!」
「止めなさい。ルカ。」
「あ。メイコ姉さん。」
ルカさんの私を縛る力が抜ける。
「ルカ。ここは学校なのよ?しかもここは中学部。そんなことしちゃ駄目でしょ。」
「ごめんなさい。つい・・・。」
「分かったら、授業始まるわよ。」
ルカさんは返事をすると大学部にテレポートした。
「レインちゃん。ごめんね。家のルカが・・・。」
メイコ先生はそういいながら半ば縛られたロープを解く。
「あ、ありがとうございます。」
「いいのよ。あ、あと、次、教室移動じゃないの?」
「「あ!」」
私とレンが声をあげる。リンとニコフは違うクラスなのだ。
「レイン。行くぞ。俺近道知ってるから。」
「ありがとう。」
教室に戻っていそいで準備すると私とレンは理科室にテレポートした。
(えー、授業時間はめんどくさいのでSKIPさせてもらいます。)
と、作者の言葉が入り、時間が早送りされ、ただいまの時間はお昼休み。
「おっしゃレイン。学食行こうぜ!」
「オッケー。どうせリンとニコフのとこにも寄るでしょ?」
ま、当たり前と言えば当たり前の動作だが、それが第二の危険人物に遭遇するきっかけになるとは思ってもいなかった。
「レ、レイン・・・か?」
扉を開けると和服の少女、卯月キズナが立っていた。
「あ、卯月さん・・・。」
「そのさん付けを止めろと言っているだろう。」
「あ、君も転入生か。」
「正確には新入生だ。で、このクラスの誰かに何か用か?」
「うん。リンとニコフを呼んでくれないかな?ついでだからキズナも一緒に学食行く?」
レンはそういいながらもリンの姿を探す。
「そうだな。私は弁当を持ってきているが、一人では退屈なので同行させてもらおう。」
卯月さんはそう言うともう一度教室の中にはいってリンとニコフを呼んで戻ってくる。
「それより、レイン。なんだその格好は?」
「いや、マスターがね・・・。」
「マスターがやったのか?なら学校が終わった後君の家に同行させてもらおう。文句を言ってやる。」
卯月さんは私の予想外の行動を取るが、私にはうれしい誤算だった。
「キズナはなんで袴なの?」
「マスターが巫女服を着せようとするので猛抗議したんだ。そしたら袴で我慢すると言う結論になった。」
「へー。そうなんだ。」
私もマスターに抗議できたら・・・。私にはそれだけの勇気がないよ・・・。
「リン。お前達は先行して作られた試作だが、マスターはいるのか?」
「いるに決まってんじゃん!マザーで作られた後でオークション方式で買い取られたよ。」
「あー、あの時はどきどきしたね。」
リンとレンは一応マスターがいるらしい。
「ニコフはマスターいるのか?」
「いるよ!いるけど、マスターが変わりつつある・・・。」
それは多分リリスさんから私のマスターにだろうと、
私は察した・・・。
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Hete
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・・・カイトは先生・・・のほうが・・・
めーちゃんが先生だから、カイトもwww
ルカはなんといってもいい味だしてますねwww
2010/03/29 09:59:01