A1
本当の馬鹿になれたなら
こんな きっと 辛くはないはず
頭の捻子は 錆ついて 外せもしない


B1
痛みを感じない魚になりたい
そうすれば
この仮面だって外せるのに

そうすれば
すぐにでも飛べる気がするから


S1
この手にあまる 交わりと呼ばれるもの
今は 只 煩わしいだけ
こんなことならば 一人の方が いっそ楽だった
馬鹿になれないの 『それはいけない』と 私が止める 



A2
心底と無垢になれたなら
もっと きっと 愛されるだろう
心を塩で 洗うから 何かと凍みる 


B1
憂いが凪ぐ音を聞かせてみせてよ
気が向けば
神の御加護も信じてみよう

でも無理だ
そんなに私は可愛くない


S2
まとわり付いた 世間の垢と人に
今は 只 瞼を閉じても
浮かび上がるから じっとしてても せんなきことだと
無垢になれないの もう諦めたと 許しはないよ



C1
知ってるよ
人が人を 求む 幸せの片鱗(へんりん)
知ってるさ
人から人へと 繋ぐ 幸せの福音(ふくいん)

それでも 私は まだ ゆけない


S3
この手にあまる 交わりと呼ばれるもの
今は 只 煩わしいだけ
こんなことならば 一人の方が いっそ楽だった
馬鹿になれないの 『それはいけない』と 私が止める
『それはいけない』と 私が止める

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

鱗と福音

哀しいと知っている私がいました。
それでも、馬鹿に無垢に無痛ではいられなかったのです。
もう厭気がさしたのです。

哀しいことに 馬鹿でも無垢でも無痛でもない私は、
また 戻るのでしょう。

鱗も福音も
まだ愛してしまう良心が捨てられないから。

閲覧数:67

投稿日:2011/11/28 01:20:50

文字数:566文字

カテゴリ:歌詞

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