A1
あぁ隔離されてる施設の中にポツン
暗い寂しい少女の声が響く
扉向こうにどんな世界が有るの
きっと素敵な世界が在るんでしょ
B1
きっと綺麗な
似非な変わらぬ景色が嗤う
バーチャルの世界にお似合いね
S1
あぁ本当の外の世界は 綺麗な空気と
優しい人たちの
愛で溢れているのかな
ねえ下書き描くように
頭の中で鉛筆持ち
思い描いて眠りに就く
今日もまた
A2
ねえ白い服着た家族と今日も遊ぶ
外の遊びは難しい事だらけ
思考 頭の中で描く世界に
色が付いたの 柔らかい世界は
B2
とても綺麗に 狭い私の世界はきっと
バーチャルに飽きて背を向けたんだ
S2
あぁ本物の空は
綿飴の雲と澄んだ青達は
手を伸ばせば掴めるかな
手を引かれ向かった先に
似非な世界では夢の様な
景色が
手招きして迎えてくれたんだ
冷たい雨 暖かくて
冷えた体は
そっと温もりに愛を感じて
想いが溢れたんだ
遠くから声が呟いた
おめでとうの声は
優しい風が運んでくれた
C1
暖かい風は
今日も 青い空と白い雲の下で 笑ってました
大S
バーチャルの世界では
心がなくても平気だった
大切な人達(家族)と笑う幸せを得た
何時かは外の世界が
当たり前になるのかな
その日が来るまで綿飴の雲、見よう
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