胸をよぎった思いは 言葉にならずに消えた
虚ろに揺れるシャンデリア 光と影を生み
誰からも与えられず 何ひとつ求められず
そして世界は今日もまた 少し遠のいていく
触れないように 見えないように
押さえつけて軋み歪んだまま
悲鳴をあげる ことすら忘れ
安らぎの無い眠りへと落ちる
籠の中しまい込んだ 鍵をかけて閉じ込めた
それでもまだ足りないから 鎖で締めつけた
映える庭の緑も 可憐に咲き誇る花も
曇るガラス越しに見える 虚構の楽園で
閉まる扉に 絶望なんて
とうの昔に置いてきた感情を
もしもこの身に 宿せるのなら
思い切り泣いてもいいの
誰も知らない 知らなくていい
でも本当は誰か見ていてほしい
愛されなくても 望まれなくても
私はここに生きているから
私は生きているから
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