未熟な僕ら

戦い方を知らない　未熟な僕らは
自分の価値観を振りかざして他人を　攻撃する。
そうすることが正しいのだと
信じ切っているから

赦し方を知らない　傲慢な僕らは
他人の価値観をあげつらって自分を　鼓舞する。
そのエゴが何かを壊しているなんて
まるで思いもしないから

痛い痛いと叫ぶ心の片隅
そんな悲しい悲鳴を上げているのに
幸せな顔をして笑っているから
気が付かないなんて
意味のない言い訳だ


僕は叫ぶ　強く　弱く
人を攻撃することでした　自分が見えなかった
これでもそんな自分にはがっかりしてる
僕は叫ぶ　近く　遠く
誇れることじゃない　空々しいかもしれない
それでも僕はここにいるんだよ

僕は叫ぶ　強く　弱く
自分を尊いと思うことが悪いわけじゃないでしょう
周りを尊重できないことが苦しいだけ
僕は叫ぶ　近くに　遠く
今日を生き抜けるなら　明日も生き抜きたい
でもその為に僕を認めてほしい



嘆き方を知らない　不完全な僕らは
自分を騙して笑顔で幸せを　擬態する
そこの居心地の良さが正常なんだと
思い込んでいるから

慰め方を知らない　わからずやの僕らは
上辺を取り繕って自分の善良を　表現する
その結果が自分の首を絞めるなんて
予想もしていないから

だましだまし生き抜こうと踏ん張り
必死になっている人のその姿は
周りに左右されない凛とした
言葉を失うほどの
美しい激情の姿だ

僕は叫ぶ　強く　弱く
人を羨ましいと思うことが悪いんじゃないよ
自分を誇れないことが悔しいだけ
僕は叫ぶ　近く　遠く
弱弱しいこの姿を　どうか隠して下さい
これも一つの僕の姿だけど

僕は叫ぶ　強く　弱く
自分の事は自分だからこそ分かってる
でもあなたに僕を見てほしい
僕は叫ぶ　近くに　遠くに
今日を歩いてるから　明日も続いてく
だから僕を見つけて欲しいんだ