野薔薇の園で
独り逃げこむ、野薔薇の園の中
銀糸のベールが揺らめいた
ふわりと覗いた薔薇色の頬
甘やかな白昼夢を紡ぐ
ねぇこの手をとって頂ける?
共にひととき踊りましょう
貴女はあの娘に何を望む?
「貴女が幸せなら」なんてダメよ
まるで空に輝く星のように
人は確たるものに見えても
Omnia a'Vola! それは風の中で
今にも消えそうに揺れる蝋燭
貴女の温もりだけ感じながら
目を閉じて踊る 薔薇のハミング
貴女の唇が額に触れた時
甘い愛と想いで満たされ
Omnia a'Vola! 目を開いた時
私だけがひとり立っていた
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