夕方になれば
朝が待ち遠しくなる
会えない夜なら
なくていいのに

アドレスも番号も
何も知らないあたしに
チャンスはなかなかないのよ
教室の隅
友達と話すそぶりで
向こうのきみを見てるくらい

ちょっと、こっち向いてよ
なんで廊下に出ちゃうの？
なんで　その子に聞くのよ
あたしの方が数学は得意よ
そわそわ　勝手に振り回される
あたしの　気持ちを知らないで
きみは！

日曜日なんて
前は大好きだったのに
会えない夜だと
こんなに長い

隣同士なんだし
もっと話したいんだけど
勇気が全然ないのよ
授業の合間
眠いフリで肘をついて
隣の君を盗み見るの

もっと、右にずれてよ
じゃなきゃうまく見えないよ
実は　気づいてるんじゃない
あたしがずっと君ばっか見てるの
ちらちら　最近よく目が合うの
それは　あたしの思い込み
ですか！？

どうせ近くにいられるのも
しょせん　一年程度だもの
やれる限りの　手は尽くしたい
だけど　どうにもうまくいかない！

やっと　こっち向いたよ
やっと　君がよく見えるわ

お？え、え？え！？

(ちょっと！)こっちに来たよ
どうしよう、顔が火照ってく
何気ない顔で話す
二人の距離は過去最短距離！
どきどき　こんなじゃまだまだだよね
これから　もっともっと君に
近づきたい！

ら・ら・ら！