reminiscence

A
惹かれるものには　きっと標（しるし）があるの
それを見つけられたら　幸せになれる
花は芽吹く為だけ　暗い土に沈んで
あなたを癒すために　花弁を落とすのでしょう

B
遠く昔に辿ったメロディが
掌を伝って　涙を温めていく

S
鼓動から届く溢れそうな願いが
少し足りない　優しさを埋めていくの
間違って　目を逸らして　それでも、また
あなたを愛す為

A
数えだしたときには　きっと見えていないの
愛を言葉にすれば　酷く濁りだす
月明かりを枕に　暗い夜を過ごして
あなたを見なくなれば　切なさもないのでしょう

B
高く儚く　探した憧れが
柔らかな温もり　攫って微笑んでいる

S
鼓動から届く溢れそうな祈りが
とても足りない　諦めに摩り替って
着飾って　目を逸らして　それでも、もう
あなたが愛す人　は

ああ

S
鼓動から届く溢れそうな願いが
少し足りない　優しさを埋めていく
間違って　目を逸らして　それでも、また
あなたを　……、

あなたを、想っている

私はあなたを、愛している