街に汚された 空が泣いている
君は目を閉じて そっと旅に出た
やがて見えた場所 ひとり立ちすくむ
僕と目が合って 尾びれ振ったんだ
あの日の夢はいまも
そう理想のままに 生きれないけど
もがくぐらいだって 別に良いの
窓から外を見る 顔は寂しげで
僕は目を閉じて そっと唄い出す
変わらぬもの探して
もう隠さないでよ 傷だらけでも
構わないことに 気付けたら
ねぇ息が出来ずに 溺れるような
かっこ悪さだって 笑えるんだ
雨降りの日が終わる
もうひとりきりでも 思い描いた
群青のなかへと 飛び込んで
そう此処から先は 会えないけれど
涙を流さずに 行けるでしょ?
窓際のクジラ(/採用)
前ページにひらがなver.
都会の空に住むクジラと小さな町に住む少女(or少年)の話。(君=クジラ、僕=少女)
以下、書けば書くほど陳腐に見えてくるざっくりとした解説。
読まなくても大丈夫です……。
ある雨降りの日、都会の汚れた空に息苦しくなり旅に出たクジラは
遠く離れた町で夢を追う少女に出会います。
少女はクジラを雨宿りのため家に招き色々な話をして。
雨が止むとクジラは町の空に消えていく、というのがおおまかなお話です。
クジラは本来、人には見えないけれど。
夢と現実の狭間で悩む少女の心とシンクロしたから見えて。
でも話をする内に少女も自分で悩みを解決していって、
普通の人と同じように最後にはクジラが見えなくなるのです。
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