これが最後と上手く笑えずに
振り返るなど悪い癖でしょう
指を交わせば偽りを掛けて
喉を使えば愛しさを乗せて
溢れかえる涙に想い隠して
いま 微笑んだら…
雪は春と生きてゆけないから
憧れの中で風に消えゆく
温もりさえ追えないのだから
あの現実(ユメ)にあるのは
"サヨナラ"だけ
指を離せば また夜が明けて
喉を枯らせば面影を捨てて
溺れてゆく心を見ないふりして
いま 笑えるから…
雪(ボク)は春(キミ)と生きてゆけないから
訪れる四季を胸に溶けゆく
約束さえ果たせないのなら
"手折りましょう…"
雪と春を別つこの四季から
廻りゆくことをなくせはしない
指切りさえ出来ないのだから
この先にあるのは
"サヨナラ"だけ
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