Intro
夏風 叶わない恋なんて要らないの
空をスローモーションで 越えてって 飛び去ってゆけ
あの日の二人を優しく包んだ 窓辺の光が眩しすぎるから
今ではガラスに背中を向けてる 閉ざしたクロスが揺れた気がした

A
金魚鉢の海泳ぐ魚たち 赤い服の裾広げ 踊るの
くるくる 意味もなくただ巡ってく
あたしの頭の中と同じだ

B
運命の糸はいつだって 絡まって
思い通りいくとか嘘だって 強がって
抑え込んだ気持ちが拡がって 重なって
透明な一筋の光は 涙になる

C
行き場を失くした想い 形を失くした光
全ての集合体に 名前などないから

S
素直に好きと言えるほど 単純な想いではない
揺れてるクロスの前から いつまでも動けないでいる
アナタの気持ちが見えない 自分の気持ち分からない
教えてよ プリズム・テスト 絡まった光の全てを

A
夕陽の中で つい口を滑らせた
好きと言うより恥ずかしい言葉で

B
運命の糸はいつだって 絡まって
思い通りいくとか嘘だって 強がって
抑え込んだ気持ちが拡がって 重なって
透明な一筋の光は 涙になる

C
謝ることすらできず 俯きコタエを待つ身
頭上から響いた声は 「友達でいよう」

S
曖昧な言葉で 全て誤魔化すこともできたけど
あたしだけ楽はできない 突き放す右手が震える
お願い 一度でいいから 本当の「好き」をください
それまではアナタの声に甘えない 約束するから

B
二人の赤い糸 いつだって 絡まって
透明な一筋は重なって 涙になる

C
行き場を失くした想いに 形を失くした光に
あの日のプリズム・テストで 名前をつけてほしくて

D
虹色 赤は情熱 青はついしてしまう遠慮
黄色 橙 緑 藍に紫と
七つがそれぞれ喧嘩して 一つになろうとしたその日
あたしの恋心 生まれた

S
素直に好きと言えるほど 単純な想いではない
いつでも遠回りばかり 恋なんていいものじゃないや
それでも諦めきれない 気持ちに嘘など吐けない
教えてよ プリズム・テスト
カーテンを大きく開いた

溢れる一筋の涙 胸には透明な光
全ての色をプリズムに混ぜ込んだ 幼い感情
泣けるくらいに高い空 見上げたその白い光
ああそうか これが愛なら もう二度と忘れられないや