帰路冴えてるクローバー
四筋(よすじ)を割(か)いて葉脈に沿う
朝日を浴びてしずく
大地に降って芽吹きを覚ます

折りたたんでく傘に思い出咲き
君の頬を照らし止まない昨日に焦がれてる

ゴム底を頼るこんな日もいつか
笑いたい
泣き出しそうな笑顔のあの日だっていつも
想いだしてこう

不安定に気流舞い
千切れ雲を追いかけるたびに
影落としてはぐれる
あの日の歌を思いだしてる

憧れていた長い髪はほつれ
結わうリボン手首に移し潮風と軋んだ

言葉に増えてく言い訳も君と
分かちたい
泣き出しそうな笑顔のあの日だって今夜
思いだして

その陰に休んでる彼誘って
歌いたい
泣き出しそうな笑顔のあの日だっていつも
想いだしてゆこう