世界は脆く儚く崩れてしまう
眠りにつく前に滅びを迎えてく

ひとつ零した滴を記憶の
湖畔に浮かべ 沈めてくれたらいい
忘れ去られても証が残るように

滞りないこの世界は
まるで凍りつく残響に
遠く泡と消えてく

触れ合ったと錯覚する手のひらには
鏡に反射する残像
二度と重なることの無い記憶の中に
君のかけらがただ映っているだけの虚構


世界は僕を許しはしないだろう
沈み行く運命(さだめ) 憂いで
ひとり笑い落ちる水底
君は 物言わぬ影

誰にも知られることなく朽ちていく
滴が戻ることはないまま
どうしたら君ともう一度出逢えるかと
それだけを考えている 静寂の中


世界の誰に忘れ去られたとしても
君だけは覚えていてほしい

水面(みなも)にかざした手のひらが君を掴めず
沈み行く夢の中に 二人きりでも

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

水鏡

fatmanPさんの曲
http://piapro.jp/content/k2qeivpdhgpitkvu
に詞を応募させていただきました。


セカイ系っぽく、ということで君と僕、二人の世界を
水鏡に見立てて表現してみました。

果たしてちゃんとセカイ系になっているのだろうか……

狭義のそれにはなっていないかもしれませんが、
一応広義では大丈夫かなと思っております。

少し字数が合っていないところがありますので、必要の際は改訂致します。
もちろん都合の良いように改変して下さっても構いません。

閲覧数:185

投稿日:2008/12/22 00:21:29

文字数:355文字

カテゴリ:歌詞

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