ドリームタイマー

TKOLさんの曲
http://piapro.jp/t/XvM1
に寄せて

■解釈
少女はベットの上で心臓移植が必要な事を知った
その奇跡が成立する期限は僅か
そしてそれは誰かの不幸があって成り立つ

少女の60兆もの細胞は生きたいと願った
そしてドナーが現れた
少女は星々に感謝した　しかしそれは誰かの死によってもたらされたもの
誰かの死は少女の命となり生まれ変わろうとしていた
そして無事に心臓移植は成功する

少女はたまに自分の胸に収まっている心臓を想う
その人の人生はどんなものだったのだろう？と
そしてこの瞬間でさえもあなたの心臓は私に命を与えてくれているのだわ、そう少女は想う
体を巡る血潮を感じてるよ　私の人生は輝きに満ちているよ

■後記
不採用でした。仕方ないです。それに相性の部分もあるかもしれません。例えば、今回採用された作品はかなり印象的で、イメージや単語の力がとても強い詞なのですが、私はそういう詞が書けるタイプじゃないから、その差分がはっきり現れたと思いました。

私がどうしても文脈にこだわった作りになるので、印象としては弱くなりやすいですが、私の個性の部分でもあるから、悩ましい所だったりします。

これは他の作曲者の公募でもある事だけど、特に単語の力を重視する方だと、評価が厳しくなりやすい気がします。これは最近のるんさんの公募で落選した後に、凄く悩んで気づいた事。

その時に思い出したのが、今はあまり活動されてない方なんですが、その方の言葉で、詞は語感と印象さえあれば文脈は殆ど気にしないってコメントあって、その時は葛藤したのですが、でも最近の詞はそうなんですよね。
私の詞は、そういう詞へのカウンターを意識して書いている部分があるので、なおさら苦しかったり＾＾：。ここら辺の表現の問題は、文体の問題とか、ジャンルの問題に近いトコがあって、多分、今後も悩むテーマになると思います。より工夫が求められる部分だと思いました。