A
闇夜 もたれ掛かる吐息
鈍い火照りをなぞる爪
首に朱(しゅ)の華を咲かせて
魂を奪う唇の別離
B
背徳へと這わせた性(さが)は
恨めしそうなほど恍惚
恐怖 羨望 快感 咎に対しての恥じらい
目隠しという 言い訳 盲目
S
影の閃光 仄暗い炎
黒く 蒼く 情熱の色
使命(サダメ)という刻印を
脳内に優しく舐(ねぶ)られる
灰になりそうな言葉で
愛しさを鳴かせる 改革
A
暗夜 手繰り寄せる震え
柔(やわ)い反射を食(は)んだ牙
肌に紫(し)の華を実らせ
運命を宿す微笑(はにか)みの動作
B
背進へと乞わせた飢餓は
羨むようなほど慟哭
狂気 辛抱 諦感 古雅に対しての憐れみ
微睡みという 逃げ道 心酔
S
空の雷鳴 淑やかな淫雨
黒く 淡く 清浄の色
指令(カルマ)という承諾を
全身で求める揺らされる
嫌になりそうな言葉で
愛しさを鳴かせる 改竄
C
常軌を乱された無慈悲に
逸脱を望み締め付ける腕(かいな)
吐息に含まれた真実
一夜にして入れ換わる
LS
影の閃光 仄暗い炎
黒く 深く 生来(しょうらい)の色
至道(セイリ)という煩悩を
本能で従う開かせる
灰になりそうな言葉で
愛しさを鳴かせる 革命
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