-我華ト成りココニ咲ク-
雪の降り積もる中
君を置いて戦場(いくさば)へ
あの時の君の声は 顔は 温もりは
今はもう ただの記憶でしかなくて
-地獄ノ果テガ死ニ場所ト我ガ身に課ス-
この穢れた体は 血に染まった体は
君に触れることなど 許されはしないのだと
血を血で洗う戦場で 紅(あか)に染まったこの体は
雪をも赤く染め上げて 真紅の華を咲き誇らせる
-死ス時は君の香リニに抱カレテイタイ-
力尽き倒れ伏し
雪にわが身の未来(さき)を任せ
傍らに咲く儚げな華に
君の 声を 顔を 面影をを重ねる
-紅ニ染マッタコノ体デ最後ニ華ヲ咲カセマセウ-
体ハ茎ニ 血ハ花弁ニ
足ハ根トナリ 香リ芳シク
我ガ身華ト化シ ココニ咲ケル
我ガ身華ト化シ ココニ生キル
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