そよ風入る涼しげな日々。隣で悲しむ彼女がいる。
 僕はただ君を呼ぶだけ。

 「抱きしめて。」動かない僕の体を。
 見つめて、泣きながら、キスをしたんだ。
 悲しいよ。君の事泣かさないって約束したはずだったんだけどね。
 
 ごめんね。つらいよね。もう、泣かないで。
 動かない体は鉛の様。
 それでも、彼女は好きだとわかってるから。
 ごめんね。もう少したくましかったらな。

 今日も涼しげな日々。今日は何故だか絶好調。
 久しぶりに開けた目は、彼女を見る。

 泣いている。だけど彼女は、どこか嬉しそう。
 願い事、かなえるんだ、抱きしめた。
 だけどね。これが最後かもって思うんだ。つらいんだ。もうお別れ。

 伝えたい。今日だけだ。お別れだ。
 今日もほら、君が好き。君は好き?
 決まってる答えを僕は何度も繰り返し、
 ずっと聞いていたくて――――

 そよ風入る涼しげな日々。何故か、僕が生きてる。
 隣見て、透けている。
 
 何か、何か。足りないんだ。怖いんだ。
 何かが失っている。


 神は僕を見捨てた――
 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【鏡音レン】キオクノカタスミ。

閲覧数:55

投稿日:2013/06/20 23:03:31

文字数:468文字

カテゴリ:歌詞

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