「でね。卯月さんが・・・。」
「いや、もういいよ。」
俺はニコフ君がいないことに不自然さを感じてレインに聞いてみたのだが・・・。
予想的中とは・・・。
「そろそろニコフを助けに行ってやれ。」
「はーい。」
レインはそう言ってまたインターネットに出かけていく。
また独りになった俺はパソコンを開いてレインが来てからはあまりやってなかったことをする。
まあ、特に変わりなし。
自分の作ったサイトだ。ここ数週間いじってないからどうなってるかと思ったが、何も変わってない。訪問者の数さえ変わってない・・・。
ちょっと悲しくなってきた。
まあ、それはいいとして・・・。
俺は曲作りを始める。・・・本気で難しい。レインが適当に作ったほうが上手いものが出来る気がしてきた。
「ただいま。」
「おかえり。」
「何それ?」
レインが帰ってきた。パソコンを開いていたのでそっちに帰ってきたようで、いきなり画面上に現れたからびっくりした。
「なにそれって、曲に決まってんじゃん。」
「いや、マスターってセンス無いなと思って・・・。」
「お前って俺のことマスターって呼ぶ割には結構それとは逆の態度取ってるよな・・・。」
「いや、だって。別に主従関係結んでるわけじゃないし・・・。マスターはもっとメイドさんみたいな人が好きなの?」
「そんなことはない。」
というが実はそうだったりする。
「じゃあ、マスターって呼ぶのにもいくつか種類があるんだけど・・・。ご主人様って呼んだほうがいい?」
「そう呼ぶのは嫌がるだろ?」
「まあね。かなり屈辱だよ。」
そういいながらレインは自分の部屋(フォルダ)に入っていく。
「何してんだ?」
「着替え中。覗いたら今度耳元で大声出すから。」
まあ、そんなところだろうと思ってはいたが。まあ、ボーカロイドとはいえ、女子の着替えを覗くような変態ではない。
「で、ニコフ君は?」
「音楽室で死んでた。卯月さんはもう帰ってたから、そのまま転送した。」
そういいながら出てくるレインはメイド服だった。
「やっぱりメイド好きなんだ。」
レインは一瞬の童謡も見過ごさずにそういった。
「そうだよ。悪かったな!」
「マジ?じゃあ着替える。変態みたいな目で見られたくないから。」
俺はとっさに強制ワードを言っていた。
ま、いいわけはニコフ君を置き去りにした罰と言うことでどうっすか?
とまあ、レインは壊れた俺を涙目で見ながらご主人様と連呼していたのだが・・・。
ああ、今夜はいい!
俺は涙目のレインを眺めながらそう思った・・・。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

ボーカロイドXX

次から学校編にしようと思ってます。

カササギの意外な本性はメイド好きでした。
というわけで、何かに言い訳をつけてはレインをメイドにするかもしれません。

僕はそういう趣味は無いんですけどね。

閲覧数:113

投稿日:2009/08/17 14:52:05

文字数:1,060文字

カテゴリ:小説

  • コメント10

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  • 多夢 Ω

    多夢 Ω

    ご意見・ご感想

    おお!そんなコラボが・・・

    ぜひ入らせてください!
    ってここでお願いすることじゃないですよね・・・。
    コラボのところ行ってきます!

    2009/08/19 14:44:54

  • ヘルケロ

    ヘルケロ

    ご意見・ご感想

    なら私のコラボ「小説とイラストの助け合い」に来ます?
    http://piapro.jp/collabo/?id=11617

    2009/08/19 14:40:26

  • 多夢 Ω

    多夢 Ω

    ご意見・ご感想

    あー。
    僕に絵を描くセンスは皆無と言っていいほどありませんので。
    だれか書いてくれればいいんですけど・・・。

    でもそんなに思ってもらえるなんて・・・。

    あ、ちなみに僕も作曲は出来ません。
    ついでに作詞も無理です。

    2009/08/19 14:31:07

  • ヘルケロ

    ヘルケロ

    ご意見・ご感想

    こんなポーカロイドって言ってますけど
    レインさんとか可愛すぎますよ!
    絵を見てみたい
    もう会ってみたい
    家に来てほしい
    でも
    作曲ができない私OTL

    2009/08/19 13:55:53

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