コンクリートに覆われた街　日常をただ単純に繰り返す
そんなこと平凡なこと　かけがえのない思い出だと思った

だけど今　目の前の空　あの日とは違うような感覚に満ちていく
零れていく　大切なもの
落とさないよう　そっとこの胸に手を当てる

探した理想がどこかで　消えてなくなってしまっても
きみとならまた築いていけるとそう信じてる
遠のく景色がどこかで　私の名前を呼んでいる
つないだ手の温もりをいつまでも　ただ思い出す

思い出を抱きしめていても　実情はそうすり減るおもちゃみたいで
あの日のことを忘れてく　夕闇空　うつむきそう思った

だけど今　目の前のきみ　あの日とは違うようなところへ連れられてく
失くしてた　大切なもの　壊れないよう　一つずつ　優しく拾った

築いた現実はここに　失くさないよ　握りしめるよ
白くかすんだ彼方に忘れたものを探す
遠のく景色に手をかけ　大きな声で呼びかけるよ
つないだ手の温もりがまだ右手に残ってた

ずっと離さないよ　やっと手にした思いやりを
あの日に見た落書きは雨に包まれて
そうその日から探し続けて見つけたんだ
拠り所と何にも負けない跳ね返す力を

手にしたすべては心に　刻みつけて先を見据える
流すことのできる涙はまだ残しておくよ　
遠のく景色がどこかで　私たちの名を呼んでいる
二人の繋がりは誰にも断てない　信じてる
ずっと信じてる