1番
屋根に登って 銃口を陽に向けて
銃爪(ひきがね)を弾いた 特にイミも無く
重い鉛が 風にすら負けて
煩くて 荒ぶって 嫌になって また弾いて

17時の鐘が 喧(やかま)しく鳴いて
斜陽族が 辿々(たどたど)しく 帰る
赫い落陽 啼泣(ていきゅう) また列べたなら
まるで僕が殺したみたいだね

冗漫な講釈を 莢(さや)に 詰め込んで

今際の猫が 姿を消すように
揺らぐ天道(てんと)が 物憂げに罷(まか)る
嗚呼 陽が沈む
暗く堕ちてゆく
黒星を隠す様に

2番
運命を忌み嫌う 歌ばっか聴いていた
問い掛けて 絡まって 惚れ込んで 酔い痴れた

ding dong dang dong

授業開始のベルが 慎ましく鳴いて
我儘に 掻き消されて 瞑(ねむ)る

銀い銃弾 叫喚 また放ったなら
まるで僕が狂ったみたいだね

怒濤の教誨(きょうかい)を 全部 吐き出して

荊の不羈(ふき)を 根から剪(ほろ)ぶように
如夜叉(にょやしゃ)が怒り 太陽を屠る
嗚呼 血が流る
深く堕ちてゆく
錆色が似合う様に

3番
嗤う光(ひ)が見えた

bang bang bang bang

今際の僕が 雨に転がれば
懇(ねんご)ろに君等 傘を刺すだろうか
嗚呼 死が視える
空へ堕ちてゆく
黒星を曝す様に

どうせまた陽が昇る

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

殺陽

うそ(ほんとう)様の歌詞募集への応募作品でした。https://piapro.jp/t/nhxs

応募元に寄せても寄せずとも構いません。
けたたましい、ロック調のイメージ。

閲覧数:392

投稿日:2024/01/16 01:32:47

文字数:564文字

カテゴリ:歌詞

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