白狐の仮面ずらし
月光が映す相貌
赤にギラリ
痛く輝く

女子(めご)は
そのままゆらり、ゆらりと
此方此方、歩み寄る罠

緩んで落ちた帯は
散り際の染井吉野
嫌な予感が……

鬼さん此方、手の鳴る方へ
鬼さん此方、気の向くままに
鬼さん此方、死を剥くままで
祭り囃子 騒げや騒げ
地獄の赤まで隠せや隠せ

純乎の絹肌揺れる
月光が映す毒欲
闇にグラリ
ぶれる本能

女子は
艶めきくらり、くらりと
舌なめずり、耐えれずに堕つ

不意に喰らいついた
妖の牙
痛覚よりも甘い
遠のく意識は
絶望よりも昇天に近く

鬼さん此方、手の鳴る方へ
鬼さん此方、気の向くままに
鬼さん此方、死を剥くままで
祭り囃子 騒げや騒げ
地獄の赤まで隠せや隠せ

鬼さん此方、手の鳴る方へ
鬼さん此方、気の向くままに
鬼さん此方、死を剥くままで
祭り囃子 騒げや騒げ
地獄の赤まで隠せや隠せ

鬼さん此方、手の鳴る方へ
鬼さん此方、気の向くままに
鬼さん此方、死を剥くままで
祭り囃子 騒げや騒げ
地獄の赤まで隠せや隠せ

白狐仮面重ね
月光が映す妖女は
闇にスルリ
残る屍

後の祭り


かな

びゃっこのかめんずらし
げっこうがうつすそうぼう
あかにぎらり
いたくかがやく

めごは
そのままゆらり、ゆらりと
こちらこちら、あゆみよるわな

ゆるんでおちたおびは
ちりぎわのそめいよしの
いやなよかんが……

おにさんこちら、てのなるほうへ
おにさんこちら、きのむくままに
おにさんこちら、しをむくままで
まつりばやし さわげやさわげ
じごくのあかまでかくせやかくせ

じゅんこのきぬはだゆれる
げっこうがうつすどくよく
やみにぐらり
ぶれるほんのう

めごは
つやめきくらり、くらりと
したなめずり、たえれずにおつ

ふいにくらいついた
あやかしのきば
つうかくよりもあまい
とおのくいしきは
ぜつぼうよりもしょうてんにちかく

おにさんこちら、てのなるほうへ
おにさんこちら、きのむくままに
おにさんこちら、しをむくままで
まつりばやし さわげやさわげ
じごくのあかまでかくせやかくせ

おにさんこちら、てのなるほうへ
おにさんこちら、きのむくままに
おにさんこちら、しをむくままで
まつりばやし さわげやさわげ
じごくのあかまでかくせやかくせ

おにさんこちら、てのなるほうへ
おにさんこちら、きのむくままに
おにさんこちら、しをむくままで
まつりばやし さわげやさわげ
じごくのあかまでかくせやかくせ

びゃっこかめんかさね
げっこうがうつすようじょは
やみにするり
のこるしかばね

あとのまつり

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

白鬼

狐の仮面を被ったサキュバスみたいな。

閲覧数:258

投稿日:2011/12/17 22:08:41

文字数:1,095文字

カテゴリ:歌詞

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