(A)何もないと溜め息をついた
「僕には何にも何にもないんだ」と
そう言って僕は笑っていた


(S)僕は何もないと言った
君はそんなことないと云った
僕の色は無色だと言った
君は透明も色と云った

(A)僕の色は無色だと言った
「じゃあ今から何色にも彩れるね」
そう云って君は笑っていた。


(S)僕の花は咲かないと言った
枯れてないから大丈夫だと
僕の声は汚いと言った
ちゃんと僕に響いてると君は云った

(B)こんな駄目な僕にできること
見つからなかった大切なもの
今になって分かったんだ
君が見つけてくれたもの

(S)僕には何もないと言った
何もなくないよと君は云う
じゃあ何があると問いただすと
「僕があるじゃないか」と君が云う

(S)僕にも何かあるのと問うた
もちろんだよって君は云った
じゃあ何があると問いただすと
胸に手を当てて 「ほら同じだよ」

透明色の雫が頬を伝った。


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

colorless....

閲覧数:89

投稿日:2010/10/09 13:09:40

文字数:402文字

カテゴリ:歌詞

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