ジャケット

始まりの全ては荊の森の奥…
嗚呼 差し詰め、其の赤色(いろ)に誘われタ、た、タリラ。

微睡む月夜の美しさにも似た
嗚呼、淑やかに眠る薔薇の如く。
甘い緋(あか)に 恋焦がれて

渇イタ鼓動 彩ル欲望
華弁散ラス様ニ
深紅 穢シタ ヴェルベット
鏡ノ中、狼ハ泣ク

深き赫よう紅玉より艶やかな
緋色ノ雫に酔い痴れ血ガ騒グ
嗚呼 麗しい美貌を血で染めたなら
荊冠(ティアラ)ヲ飾リマセウ Ring-a-Ring-o' Roses!

其の唇は何を歌うことなく。
雪のように冷えた肌 紅イ血デ綾ナシテ
嗚呼 belle fleur! 背徳ノ夜ニ為ル
手向けの毒林檎 Feuerrot Roses


そう。可憐に耽美に准えるというなら…
嗚呼 彼女は所謂、眠り姫でしタ、た、タリラ。
紅イ 緋イ 彼岸ノ毛皮(レーヌ)

渇イタ鼓動 滴ル玉露
華弁千切ル様ニ
鮮血纏ウ ヴィスティート
月ガ燈ス、狼ノ影

歪み崩れた柘榴より馨しき
緋色ノ花実の甘美な蜜ノ味
嗚呼 奇麗…屍体に薔薇捧げたら
荊草(リボン)デ結ワギマセウ Ring-a-Ring-o' Roses!

其の瞳はもう涙流すことなく。
華のように黙す様 紅イ血デ恥辱シテ
嗚呼 belle fleur! 儚き夢に耽る
孤毒ノ秘メ林檎 Feuerrot Roses


-Sie war ein sehr nettes Madchen. 
(彼女はとても素敵な娘でした。)
Allerdings, weil ich Schonheit fur ihren Tod wollte 
(ですが、私は彼女の死に対し美を求めた故に)
Ich pflanzte eine Rose an ihre Lippen und kusste- 
(彼女の唇に薔薇を植え、口づけをしたのです。)
其れは甘いようで苦く
永遠に美しく惨い枯花


渇イタ鼓動 彩ル熱情
華弁散ラス牙
緋色ニ滲ム ヴェルベット
月ノ狂気、狼ハ啼ク

深き赫よう紅鏡(こうきょう)より煌やかな
緋色ノ雫に酔い痴れ血ガ滾ル
嗚呼 麗しい其の身に口付けたなら
棺ニ収メマセウ Ring-a-Ring-o' Roses!

其の薔薇園に映るものは愛おしく。
白昼夢に濡れた髪 紅イ血デ染メ上ゲテ
嗚呼 belle fleur! 朽ちるまで其処に咲く
血塗れのシェーネ・フラウ Scharlachrot Roses

00:00 / 04:20

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【紅鏡緋色】シャルラッハロートの薔薇園【UTAUオリジナル曲】

えむきゅーぶにも置いた曲でござんす
歌ってるのは紅鏡緋色くんです!

閲覧数:217

投稿日:2019/01/13 17:08:50

長さ:04:20

ファイルサイズ:6MB

カテゴリ:ボカロ楽曲

クリップボードにコピーしました