雑踏の止まぬ街で
孤独に空を仰ぐ
限りなく広いキャンバス
切り取る飛行機雲
風に全てを委ね
空にこの身を溶かす
昼の弓張月が
僕に向かって笑った
気付けば遠くへ来てしまった
空の色はいつだって 青 青
幻をまだ見ているんだ
思い出はいつだって 青 青
どこまでも行けるような
気がした幼心
あの頃のときめきは
今の僕にはなかった
季節がうつろうように
僕らも変わっていくんだ
記憶の綺麗さだけは
置いていかれたままで
空っぽの声は届くかな
空の色はいつだって 青 青
戻らぬ過去を弔うのさ
思い出はいつだって 青 青
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