グミ姉とルカ姉が家にきてから初めての朝が来た。
私が起きると、レンはもう起きていたみたいでベッドにはいなかった。着替えて１階のダイニングに行った。

リ「みんなおはよー」

カ「リンちゃんおはよー」

みんなもう起きていると思ったけど、よく見るとグミ姉とミク姉がいない。まだ寝てるのかな。

リ「ミク姉とグミ姉は？」

メ「まだ寝てるのよねー。リン、起こしてきてくれない？」

リ「はーい」

一人で行くのはやだな。カイト兄誘うか。でも男が女子の部屋に入るのはどうだろう・・・レンも男だし・・・
そうだ！　ルカ姉を誘っていこう！

リ「ルカ姉ー」

私はいすに座って、コーヒーを飲んでいるルカ姉に声をかけた。

ル「どうしたの？」

リ「一緒にグミ姉とミク姉を起こしにいこうよ」

ル「かわいいかわいいリンちゃんの頼みならいいわよ！」

なんかルカ姉の態度が変わったのは気のせいだろうか・・・まあいいや。
ルカ姉を連れてまずはミク姉の部屋に行った。

リ「ミク姉起きろー」

ル「ミク！　もう８時だから起きなさい！」

ミ「んー・・・　もうちょっと・・・」

リ「おい！」

なかなか起きないミク姉の体をゆすっても反応がない・・・

ル「ミク、起きないとご飯抜きになっちゃうよ」

ミ「やーだー」

ミク姉は、ベッドの上でもぞもぞしながら答えた。虫かよｗｗ

リ「メイコ姉に頼んで、１週間ネギ抜きになるよー。いいの？」

ミ「わーったよー！　おにめー！！」

なんでネギで反応するんだろう・・・

ル「ようやく起きたわね。ミク、着替えたらご飯食べてくるのよ？」

ミ「はーい・・・」

ミク姉はまだ眠そうに目をこすりながら答えた。次はグミ姉だ。

リ「グミ姉の部屋行こう」

ル「ええ」

奥の部屋までついて、グミ姉の部屋のドアを開けた。

リ「グミ姉起きてよー」

グ「・・・・・・・・・・・・」

ル「グミ、もう朝なんだから起きなさい！」

グ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

まったく反応がない。どうすれば起きるのやら・・・

グ「・・・ッ・・・」

リ「グミ姉？」

いまグミ姉の声聞こえたよね・・・

グ「・・・っう、・・・」

ル「グミ？　どうしたの？」

ルカ姉がグミ姉の布団をめくった。

グ「うわあああーんっ」

ル「！！！」

リ「グミ姉！？　どうしたの！　泣いてる？」

なにがあったんだ・・・！　

グ「怖い夢をみたのよー！！」

ル「あらあら、ほら、大丈夫だから」

ルカ姉がグミ姉をあやしているところを見ると、グミ姉が子供に見える。怖いのが嫌いなんだなー。私とおなじだ。

グ「ありがとルカ・・・もう復活した！！」

泣き止むの早い・・・こんなに早いと嘘泣きにも見える。

ル「じゃあ私とリンは１階に行くから、着替えたらきてね！！」

グ「はーい！」

グミ姉の部屋を後にして、私とルカ姉は１階におりた。

メ「あ、ご苦労さん。で、起きた？」

リ「うん、二人とも寝起きは悪くないみたいだからよかった」

するとミク姉がおりてきた。

メ「ミクおはよう」

ミ「んーおはようー」

マ「ミク、グミおはよう」

リ「マスターいたんだね」

マ「ひどい。俺キッチンにいたから気付かれなかっただけなのに」

また騒がしい１日が始まった。