ネオン光る町　でヒタヒタと
ランプ片手に　森を歩く
妄想をする

手には　チョコのペンキ持ったふり
もう片手には　君の手を握る
さぁ　飴が　降る前に
キノコの傘を　買いに行きましょう

チョコのペンキで　お月様
塗りつぶしたら
当たりは真っ暗　闇に二人きり
何も見えないから　よりいとしく感じて
私のぽっぺ　苺色になるよ
そんな君が　優しく　私の苺を食べた

車のクラクション　プープーと
鳥のさえずり　心地いい
妄想をする

体に　小鳥達を乗っけたふり
本当は体　君に預けている
もぅ　ケーキが　悪くなったら
林檎の木を　増やして自給自足

チョコのペンキで　おてんと様
塗りつぶしたら
当たりは真っ暗　闇に二人きり
何も見えないから　よりいとしく感じて
私のぽっぺ　苺色になるよ
そんな君が　優しく　私の苺を食べた

「そんなに食べたら　私の苺なくなっちゃうじゃない」
君は笑って「なら僕が君の苺を増やすよ」って

チョコのペンキで　私達
塗りつぶしたら
まわりは見えない　永久に二人きり
このまま凍らせて　一緒に死んでしまいたい
私との関係　おいしくなる
そして君が　静かに　目をつむった

もう溶けないチョコレート　