隣に横たわる あなたに
「おかえりなさい」を
言うよりも先に
喉に指を当てて
不確かな安心を得る
秘密の儀式
夢を見ない眠りを
死と同じに思う
だから不安
夢を見る眠りに落ちて
無理なお願い
耳元で呟く
想像力豊かな わたし
一回り大きな手を
指先から順に
心臓の近くまでいく
布に阻まれる
曖昧な摩擦の熱
呼吸が過程なら
生きていることが
そうであるなら
一瞬も呼吸が
止まらないよう
あなたが吐けば
わたしは吸う
ほら止まらない
ずっとしつづけて
世界の理からはずれて
あなたは天使
わたしは悪魔
逆でもいいけど
白の似合うあなたは
赤も似合う
隣に横たわる あなたに
「ただいま」を
言うよりも先に
喉に指を当てて
不確かな安心を得る
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オススメ作品
おにゅうさん&ピノキオPと聞いて。
お2人のコラボ作品「神曲」をモチーフに、勝手ながら小説書かせて頂きました。
ガチですすいません。ネタ生かせなくてすいません。
今回は3ページと、比較的コンパクトにまとめることに成功しました。
素晴らしき作品に、敬意を表して。
↓「前のバージョン」でページ送りです...【小説書いてみた】 神曲
時給310円
命に嫌われている
「死にたいなんて言うなよ。
諦めないで生きろよ。」
そんな歌が正しいなんて馬鹿げてるよな。
実際自分は死んでもよくて周りが死んだら悲しくて
「それが嫌だから」っていうエゴなんです。
他人が生きてもどうでもよくて
誰かを嫌うこともファッションで
それでも「平和に生きよう」
なんて素敵...命に嫌われている。
kurogaki
廃墟の国のアリス
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BPM=156
作詞作編曲:まふまふ
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曇天を揺らす警鐘(ケイショウ)と拡声器
ざらついた共感覚
泣き寝入りの合法 倫理 事なかれの大衆心理
昨夜の遺体は狙...廃墟の国のアリス
まふまふ
6.
出来損ない。落ちこぼれ。無能。
無遠慮に向けられる失望の目。遠くから聞こえてくる嘲笑。それらに対して何の抵抗もできない自分自身の無力感。
小さい頃の思い出は、真っ暗で冷たいばかりだ。
大道芸人や手品師たちが集まる街の広場で、私は毎日歌っていた。
だけど、誰も私の歌なんて聞いてくれなかった。
「...オズと恋するミュータント(後篇)
時給310円
ピノキオPの『恋するミュータント』を聞いて僕が思った事を、物語にしてみました。
同じくピノキオPの『 oz 』、『恋するミュータント』、そして童話『オズの魔法使い』との三つ巴ミックスです。
あろうことか前・後篇あわせて12ページもあるので、どうぞお時間のある時に読んで頂ければ幸いです。
素晴らしき作...オズと恋するミュータント(前篇)
時給310円
そして月曜日
望まれない朝日が上る
今日もただ生かされるためだけの息を吸う
今走るこの痛み 痛み止めだけじゃ止まらない
不安だけが血液と共に流れていく循環する余すところなく
居場所だけ求めてたけど
そんなのなかった
そして月曜日
捧げたかった気持ちがあった
紛れもない純真に咲く花があったけど...そして月曜日
出来立てオスカル
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