さむい通りを　歩いてみても
ずっとずっとずっと一人きりで

ぬるい指は　冷えていくばかり
苦楽暗く昏く　落ちていくだけ

きっときっときっとふたりきりを
ずっとずっとずっと夢見てたの
それはもう叶わない　消えていく蜃気楼

まだわたしはここにいると
さけんでみるけど　誰もいない
ひとりきりなの
だけど　これも　だからこそ
つぎにすすむ「みち」になりますか？

もうあなたはここにいない
わかっているけど　わからなくて
ひとりきりなの
あの日　知った　優しさに
今もおぼれてる

雨が跳ねる　傘を片手に
水溜まりに足を濡らしていて
花屋さんも　カフェも本屋も
思い出たちみんな　目を閉じてるわ

きっときっときっとこれから先
ずっとずっとずっとひとりきりで
これはもう変えられない　決まってしまったの？

まだわたしはここにいると
泣いてみるけど　だれもいない
ひとりきりなの？
どうして　こんな　こぼれるの
嗚咽　涙　いまも止まらない

ねえ誰かそこにいますか
振り絞るけど　答えはないわ
ひとりきりなの
雨の止まない　この空は
わたしみたいだわ

ねえ誰かそこにいますか
さけんでみても　誰もいない
ひとりきりでも
ずっと　このままじゃないの！
歩きだして空を見上げるわ

ねえいまは誰もいないけど
冷たい雨も　受け止めるから
傘は捨てるの
止まぬ雨がないのなら
独りじゃないでしょ