夢を見ていたの
懐かしくて暖かくて
まるで守られた胎児のように
優しい闇の中眠っていた

聞こえる鼓動の速さも
いつもと同じに緩やかで
何も変わらないまま
幼子(おさなご)のように満たされていた

痛む心の傷も
複雑なものは知らなくて
ただ宙(ソラ)を見上げていた

宙(ソラ)に描かれたデルタ
幾百年前の光が伝える
孤独(ひとり)ぼっちで生きてきた
寂しさと虚しさを 何も知らないわたしに

声を聴いていたの
頼もしくて愛おしくて
まるで癒された心のように
明るい想い出が浮かんでいた

伝える言葉の意味も
いつもと同じに分からずに
何も変えられなくて
疑いを抱いたまま生きてきた

遠い心の底も
自分のことでさえも知らず
ただ宙(ソラ)を見上げていた

宙(ソラ)に描かれたデルタ
かすかに変わっていく意味が失う
仲間たちが在る意味を
時の中で流される 何も知らないわたしに

満たされた現在(いま)は
空(から)の心を植えつける
何のために現在(いま)を生きているの

宙(ソラ)に描かれたデルタ
わたしを導いてくれる だからこそ
大切な未来(みち)を見せて
教えてくれる夢を 何も知らないわたしに

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

宙のデルタ

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投稿日:2009/07/30 15:17:04

文字数:502文字

カテゴリ:歌詞

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