かわいそうな お姫様
私が目を覚ます その頃には
みんな眠って 独りきりなの
慣れっこだわなんて言えないの 凍えそうよ


辺り一面 銀の砂
光輝く砂漠には木々の寝息
何度瞼を 開けたって
足跡が少し増えるくらいで 変わらない


多分 春になればみんな 起きだして来るんだわ
きっと 楽しいのでしょう 私には見ることも


できず この雪が解け出すまでは 私はここから動けない
涙が出るのならば その熱い 雫ですべて解かしてしまいたい


近くで雪が 落ちる音
枝が積もる雪を落とした音だろう
何度自分に 言い聞かせても
バカみたいね 期待する気持を抑えられない 


いつか 誰かが私に 会いに来てくれる事を
きっと 楽しいのでしょう いつまでもいつまでも


続く 楽しい会話に笑い声 あなたは優しく微笑むの
天使のささやき 風花にあなたは喜んでくれるのかしら


カチコチ時計の針が動く 凍らせてあげるカチコチ
あなた さえいれば永遠も もう怖くはないの


だから この悴んだ手を握って 終わらない話を聞かせて
白い吐息を空に消して わたしの心を温めてよ


涙も出ない凍空の下で 膝を抱え少女は笑う

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

冬のお姫様

H'avenの記念すべき1作目です!
これを書いたのは冬だったんだけどなぁw

しかし季節外れの1作目でもマイリス100越え!
本当に感激です! ありがとうございました!

閲覧数:216

投稿日:2012/04/10 00:49:12

文字数:505文字

カテゴリ:歌詞

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