tururu 吹き抜ける車窓の外
遠く霞む街並みが揺れる
線路沿い ふたり歩いた道
桜の花びら そっと舞い落ちる
時計の針が進むたび
少しずつ遠くなる記憶
踏切のベルが 胸を叩いた
桜舞う 線路沿いの道
君の笑顔 まだ浮かぶよ
手を伸ばしても 届かないまま
思い出だけが揺れる
春風の中
車窓に映る ぼんやりした未来
どんな私が そこにいるんだろう
駅のホーム ひとり見上げた空
風にのって 春が遠ざかる
時計の針は止まらずに
今日を明日に変えてゆく
電車の音が 背中を押した
桜舞う 線路沿いの道
淡い色彩に染まる午後
言えなかった言葉が こぼれそうで
そっと唇噛んだ
春風の中
行き先のない気持ちも
きっといつかは馴染んでく
振り返るたび 胸が痛むけど
さよならじゃない
桜舞う 線路沿いを歩く
時計の針は もう戻らない
遠く霞む未来の先で
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