爽やかに晴れた空には
ひとひらの憂いすらも
みつけられないのにね
胸の内は曇るばかり

あぢきなく世を思ふゆゑに
今日も絶え間ない物思い

あるいは愛おしく人をみつめつつ
静まらぬ心に揺れ動くこの身です


あざやかに咲いた花には
つゆほどの気負いすらも
感じられないのにね
わたしはいつも身構えて

あぢきなく世を思ふゆゑに
今日も埒もない物思い

あるいは恨めしく人を眺めつつ
鎮まらぬ心に苛まれるこの身です

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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99.物思ふ身は

人もをし人もうらめしあぢきなく世を思ふゆゑに物思ふ身は(後鳥羽院/後鳥羽天皇)

※「ノベルアップ+」及び個人サイト「篝火」でも公開中。

閲覧数:56

投稿日:2023/01/22 20:51:21

文字数:206文字

カテゴリ:歌詞

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