頬を撫でた雫
動き出す景色
眠りの境目も
僕は覚えてる

目に写る多くは
流れて消え行く
一体何のため
記憶するのだろう

いつの日か見送った鳥はもう羽ばたいて
俯いた人たちにその歌を聞かせてる?

限り無い空の下
与えられた光を
限られた時間だけ
少しずつ使ってる


音も無く背中に
忍び寄る闇で
何も見えなくなる
それを恐れてた

君は目を伏せたまま少しだけ考えて
不器用に微笑んで僕の真似だと言った


最期になって君は
僕のことを写した
一枚を取り出して
一緒に消えてしまった


星たちの煌きに
負けないように僕らは
ほんのちょっと瞬いて
また今を残してく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

フォスタルジア

Ristさんの曲 http://piapro.jp/t/iAXI に応募したものです。
「写真」をテーマにして、日々を送ることについて書いたのですが、自分の中でも何かが変わったような気がしました。
個人的には自分の今までの作品の中で、一番曲の雰囲気に合った詞が書けたと思っています。
ちなみにタイトルの「フォスタルジア」は「photo(写真)とnostalgia(郷愁)」の造語です。

閲覧数:187

投稿日:2012/02/20 22:12:36

文字数:284文字

カテゴリ:歌詞

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