【A1】
今日も時が過ぎて(い)く　慌ただしいほど
その黒板のように　書いて消して

また　いつもと同じ　退屈な日常
赤点のテストなら　破り捨てて

【B1】
『イイ子で居なさい』　誰もが言うけど
今しかできない　何か残したくなる

【S1】
はみ出した僕らは　ギターを握り締めて(い)た
慣れない手つきで　リズムを爪弾いてみせた

抱き締めた六弦は　少し大き過ぎたけど
描いた夢には　まだまだ及ばないから

耳に残る　音が消えないよ(う)に
昨日も今日も　明日もずっと
二人で奏でよう

【A2】
今日も黒ずんでいく　ノートの隙間に
将来の夢だとか　書き殴った

【B2】
何になりたいの？　何を成したいの？
大事な想いに　嘘をつかないように

【S2】
振り向いた先には　幼い僕達が居て
悔しい記憶に　涙を滲ませていたね

吐き捨てた言葉なら　歌にして遠く飛ばせ
ヘタクソに折った　紙飛行機みたいにさ

ここがきっと　僕らのステージだ
朝が来ても　夜になっても
邪魔はさせないよ

【C】
ガタガタ震える指でもいいのさ
時が来た
『『さあ今だ　幕を上げろ！』』

【S3】
輝いた僕らは　未来を握り締めて(い)た
呆れるくらいに　リズムも出まかせばかりで

抱き締めた情熱は　収まりきらず溢れた
僕らの青春(ライブ)は　まだまだ終わらないから

耳を貸して　「今」を楽しむよ(う)に
腕を振って　声を上げて
一緒に奏でよう

――――――――――――――――――――――
以下、平仮名。（内は１音で２文字です）

【A1】
(きょ)も　ときがすぎてく　あわただしいほど
その　こくばんのよおに　かいてけして

また　いつもとおなじ　たいくつなにち(じょ)お
あか　てんのてすとなら　やぶりすてて

【B1】
いいこでいなさい　だれもがゆうけど
いましかできない　なにかのこしたくなる

【S1】
はみだした　ぼくらわ　ぎたあをにぎりしめてた
なれないてつきで　りずむをつまびいてみせた

だきしめた　ろくげんわ　すこしおおきすぎたけど
えがいたゆめにわ　まだまだおよばないから

みみにのこる　おとがきえないよに
き(のお)も(きょ)おも　あすもずうと
ふたりでかなで(よお)

【A2】
（きょ）も くろずんでいく　のおとのすきまに
（しょ）お　らいのゆめだとか　かきなぐうた

【B2】
なにになりたいの　なにをなしたいの
だいじなおもいに　うそをつかないよおに

【S2】
ふりむいた　さきにわ　おさないぼくたちがいて
くやしいきおくに　なみだをにじませていたね

はきすてた　ことばなら うたにしてとおくとばせ
へたくそにおおた　かみひこおきみたいにさ

ここがきいと　ぼくらのすてえじだ
あさがきても　よるに(なっ)ても
（じゃ）まわさせないよ

【C】
がたがたふるえるゆびでもいいのさ
ときがきた
さあいまだ　まくをあげろ

【S3】
かがやいた　ぼくらわ　みらいをにぎりしめてた
あきれるくらいに　りずむもでまかせばかりで

だきしめた　(じょ)おねつわ　おさまりきらずあふれた
ぼくらのらいぶわ　まだまだおわらないから

みみをかして　いまをたのしむよに
うでをふうて　こえをあげて
いい(しょ)にかなでよお