「残されたページ」



途中で描くのをやめたスケッチブック
なにを描く(えがく)のか忘れてしまった
秋の風に冷たさを感じる 澄んだ空気に 
白く儚いため息を

歩く足は重く切ない
見る景色は歪んでいく
なにを探し求めていたのか
わからないままそこに立っていた


空白の時間だけが 凍てついて私を離さない
変わり行く季節を感じることもない 
今を忘れ残されたページ


途中で描けなくなったスケッチブック
なにを描く(えがく)のか忘れてしまった
秋の風に冷たさを感じる 澄んだ空気に 
白く儚いため息を

止まった膝は宙に落ち
両手は地面の上にいた
なにを探し求めていたのか
わからないままそこに崩れ落ちる


空白の時間だけが 凍てついて私を離さない
変わり行く季節を感じることもない 
今を忘れ残されたページ


未完成のスケッチブックを閉じ
新たなページを描いていく 許される年月は分からないままだけど
鮮やかな色(しき)を描く(えがく)
その日まで…


Siro.


 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

残されたページ

閲覧数:28

投稿日:2019/11/20 07:41:38

文字数:446文字

カテゴリ:歌詞

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