黎明、/flower

作詞曲/Δ



月が消えた夜 呼吸数え午前3時
見上げた星空 雲追いかけるまま なぞった地平数センチ
昔好きだった音楽を聴く 泣き方も知らんまま
この痛みは幻肢痛ですらない

あてもなく歩く ヘッドホンで塞いだ
鼓動だけが鮮明になってく また呼吸を忘れて
吸い込んだ夜風の冷たさ 高い夜空 かすかに聞こえる虫の音
ずっと ずっと あるはずのない
迎えを待っている

拝啓、16の僕に弁明を 結局僕は何にもなれないまま
描いた幻想を捨てきれず廃道を歩くんだろう
差した西日も こぼれそうな満天の星も
こんな盲いた目には関係なくて 何も見えなくて
ってことにしないとさ 怖くなるんだ
なんで血反吐を吐いてまで独り善がっているの?
認めたら終わってしまうから/最初から気付いていたんでしょう
僕が救いたかったのは
僕が意味を求めたのは


今日も惰性で息を吸って 吐いて 嫌いなものが増えてって
その度自分が嫌いになって どこか安心するんだ
ずっと何かを探してた 憧憬は焼き直すほどに輝きを増した 
心臓に刺さったこのひとかけらのせいだ
痛みを消したくて 独りが怖くて 消えてしまえたのなら
どうでもいいはずなんだ

ここは世界で一番星が綺麗に見える場所
塞ぎ込んだ昨日も 不透明な明日も
意味を持つんだろう? どうか教えてくれないか
殺した時間に答えがあったなら
ああ、お願いだよ
僕が救いたかったのは
僕が欲しかった言葉は
独りよがりの歌 大嫌いな歌


黎明、最低な夜に救済を

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

黎明、 歌詞

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投稿日:2019/11/07 02:09:24

文字数:701文字

カテゴリ:歌詞

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