ひとりの笛吹が見上げた夜空
幾千もの星が瞬いていた
異国の調べを奏でてみても
深き闇に絶えて むなしく消えた

悲しくて 悲しくて
涙がこぼれて

名も知らぬ星が
ひとつ流れたの
名も知らぬ唄が
ひとつ生まれたの


孤独な笛吹は歩き続ける
終わることも知らぬ果てない旅路
故郷の輪舞(ロンド)に春を想うも
目の前広がるは冬枯れの山

切なくて 切なくて
涙がこぼれて

名も知らぬ花が
ひとつひらいたの
名も知らぬ唄が
ひとつ生まれたの


間もなく笛吹は旅に疲れて
あてどないままに辿り着く町
異国の調べを呟く娘
はるかな過去から届いた想い

うれしくて うれしくて
涙がこぼれて

名も知らぬ愛が
ひとつ生まれたの
名も知らぬ唄が
ひとつ生まれたの

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

名も知らぬ唄

心情。

どこかで聞いた。

*********************
29.09.2012

表記修正

閲覧数:320

投稿日:2012/09/29 08:53:38

文字数:328文字

カテゴリ:歌詞

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