もう夢の見方は忘れている
傷痕のような過去にすがる
壊し損ねた時計の中
心を置き忘れて

生きるのは少し上手くなって
けれど笑うことは減ったよ
まだぼくは迷子のまま 

ああ もう二度と戻れない
痛みを知る前のぼくには
ああ 心なんて欲しくない
穴の空いたままでいさせて

思い出だけがぼくを生かす
思い出だけがぼくを殺す

ねえ 記憶はなぜ きれいなほど 胸が痛くなるの?

切なさなんて便利な言葉
わかってても溺れてしまうよ
傷跡で心の形を知るんだよ

日溜まりをまだ探している 夏の日の淡いひかりに
届かないもの 無くしたもの この先も増えてゆくんだろう

ああ もう二度と戻れない
この痛みと生きてきたぼくは
もう 強さなんて欲しくない
弱さを抱いて生きてゆくのさ

思い出がまた心を刺す
思い出がまだぼくを生かす

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

こころ、きずあと。 歌詞

閲覧数:109

投稿日:2022/07/22 18:02:10

文字数:361文字

カテゴリ:歌詞

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