世界を象るように 滑る指先と裏腹に
私の心は滞り この世はいつも無愛想だ
私のタイピングする指と チョコレイトを摘む君の指
同じものとは言い難いと 関節が鳴いて答えてる
インクの上をたどった跡 世界が掠れて崩れてく
繕うように花を咲かせば 奇跡と宣う人がいる
散らばった文字を 1つは口に1つは紙に
掻き集めては零してく そんな日々を過ごしてる
両手に収まらないようで収まるこの世界は
誰の需要に答えるでもなく 私の希望だけ叶えてる
花が華々しく咲き誇る世界も 瓦礫の山の前で立ち止まる世界も
君と私の間のコーヒーカップも 私の思うままに願いを叶える
例えば君と私のハッピーエンドも 君の心の傷を癒す手掛かりも
この世の人々の運命さえも 全部全部全部私だけのモノ
ドーナツを食べた後に 砂糖がついた指の腹を
不器用な舌が舐めとって 君の唇に押し当てた
エンドレスに設定した 紙の中の主人公達は
廻る季節を無視して 慌ただしく彷徨っている
ゴシック体で刷られた文字 君が読んでいる新聞は
阿保な人間の上っ面を ただ単調に並べている
明朝体で打たれた文字 私が書いている小説は
馬鹿な私の綺麗事を ただ大げさに綴ってる
私の瞬き1つでガラリと変わるこの世界は
皆の需要に答えるべく 夢物語を描いてる
PCから愛が溢れ出す世界も 君の頭で繰り広げられる世界も
何の変哲もない窓の外も 皆の欲のままに世界を創る
例えば君の小指の赤い糸も 私の胸に残る赤い傷も
この世の全ての幸福論も 全部全部全部私のモノ
水のように揺らめく 変幻自在なこの世界は
君の希望に答えるだけで 私の願いを叶えてる
君のポーカーフェイスで隠された世界も 私の顔に貼り付けられた感情も
君と私の間のすれ違いも リアルはいつも嘘つきだけれども
例えば胸の奥の煮え切らない感情も 吐き出しそうな甘い気持ちも
私の想いのたけ全てを 全部全部全部紙に記して
全部全部全部君に捧げる
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