あたしの頭が
ぐるぐるする頃には

きっと殺戮絵図

素敵な展覧会に
お招きしましょう

あたしの心が
ぐるぐるする頃には

ほぼ悶絶状態

どうぞ赤い夢に
溺れましょう

黒い固まりが
のしかかったままで
歩きだすことを
ためらう

落としたって
かまわないのに

大事に抱き締めた

本当に大事なものなんて
わからない

今、あたしが
見ているものが全て

故に愚か

狭い世界でもがいて
それでもいいと

成長しない脳に
侵食していく睡魔

もう戻れないでしょう？

曇った空が
やけに綺麗で
あたしが
雨になりたいと
つぶやいたのは
もう随分前のこと

今もあのグレーの空を
想い続けているのは

痛いくらいに愛らしい

きっとあたしが
いくらねじれても

同じような空が
見えるだろう