なんて美しく　卑しいものよ
その呼吸を　やめてしまいなさい
宝石の眠りは　まだ覚めないわ
いい加減諦める事ね

鎖の音を　まだ知らない子供よ
その瞳があたしを移す前に
抉り取ってしまおうかしら

夜を越える力を　探しているの
地にまみれた　愚かなものよ
魔女の畏れを　心に焼き付けなさい
いつでも魂を渡せるように

なんて白く　輝かしい肌
その下は　何色なのかしら
突き破ってみても　想いは消えやしないわ
「生きている」その事実の前では

鉄の枷よ　その滑らかな痛み
艶めかしさで　捕らえてあげる
明日さえ、見えなければ

朝を見る力を　求めているの
浅はかなる　永遠の願いよ
魔女の笑みを　恐れればいい
いつでもあたしを呼べるように

さあ、あなたの願いを　叫ぶがいい