通り過ぎていく人の雑踏に 違和感を感じた
貞操を代わりに退屈を埋める それが普通になった
のめり込んでいく 自分自身に 見て見ぬふりをして
毒にも薬にもならない説法に 何処か嫌気がさした

他人事な冷たい街並みが 人知れず嗤ったら
優しさを履き違えてた ふたりを象った

分かり合えぬ心の内探るように 口移しの溜息を
真っ逆さまに突き落とされ がらくたのような愛だ
遠ざかる背はあの日のまま 想いの丈を切り取って
君が望む私にはなれないから

出来心だった その輪郭に触れた気がしたんだ
掛け違えて魔が差した純情に気付かぬふりをして

当て所ない深い虚しさに 火をつけて煙に巻く
いっそ幸せ願えたら 必要悪で良い

相容れない心 取り繕う距離 諦めに似た相槌と
募る想い溢れるのに 空っぽの強がりだ
触れた指 分け合った傘 塗り潰すように抱きしめて
君のいない私には慣れないから

背中合わせでも触れていて 想いは寄せて返さなくとも
気付かないふりをして

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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あいいれない

閲覧数:840

投稿日:2020/03/29 20:29:12

文字数:432文字

カテゴリ:歌詞

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