消えそうな光に
そっと乗せた
言葉は宙に
消えてった――

浮かんだ八月の風は
私の心攫ってくんだ
歪んだ街角の色は
転んだ私笑ってくんだ

躓いたって
嘘をつかれたって
私は歩かなくちゃいけないの

眠くないって
辛くないって
ウソつきは誰？
いいんだって
弱音吐いて
また歩こうよ
ほら風は進んでる

目覚めた雨上がりの虹
傾いた日をバックにしてる
注いだ心の栄養
そのまま外へ流れていた

爽やかって
言われキャラを作る
私は歩かなくちゃいけないの？

暗くないって
これじゃないって
ウソつきは誰？
言えなかった
意地を張った
もう歩けない
でも時は進んでる

辛かった
私ばっか
なんでなんだって
疲れきった
弱くなった
傷は戻らない＿＿

果てしないって
わかってて
ウソの私へ
意地っ張りで
弱いままだ
なら歩けばいい
そう一歩ずつだけど

――確かな記憶作ろう