街の光照らす零時過ぎ
貴方と歩く駅のホームで
最終電車の三分が
いつもより短く感じた
貴方はいつも通りのまま
平然と笑った
想いは叶わず風が吹いて
飲まれてしまった
止まって止まって止まって時間が
どうか開かないでと願った
描いても儚く消えて
発車の音に溶けてしまった
急行列車で乗った新宿駅のホーム
貴方と乗った電車はトンネルの中に
車窓から射し込む光は幻想に
包んだ包んだ
騒々しい夜を遠ざかり
あかりに置いてかれてしまう
いっそのことずっとそのまま
二人で消えてしまえば
過ぎ去って過ぎ去って過ぎ去って下北
そのまま貴方と一緒にと願った
描いても儚く消えて
停車の音で覚めてしまった
連れ去って連れ去って連れ去ってこのまま
どうか手を取ってと願った
描いても儚く消えて
発車の音に溶けてしまった
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