「(地味に人が多いわね…)」
小さな島だから、人は少ないと思っていたけど、意外と多かった。
「…お腹すいた…」
でも、お金は持っていない。
どうしよう…、、
♪~♪♪~…
ふと、近くから聞こえてきた音楽。
ステキな音色だった。
私は無意識に、その音色が聞こえてくるほうへ行っていた。
青い髪の人が、ギターを弾いていた。
私はその人の一番前に立つと、ボーっとその音色を聞いていた。
そして…自然と口が開き…。
*
気が付いたら私は歌っていた。
フードをかぶったまま…その音色に合うように。
青い髪の男の人を見てみると、微笑みながら演奏していた。
その表情をみて、私も笑みがあふれてきた。
一生、このまま歌っていたい…。
前を見ると、私達を見ている住人達。
中にはなぜか泣いている人も居て、微笑んでいる人も居た。
そして、演奏が終わった。
たくさんの拍手の音、アンコールという声、
いつのまにか缶が置いてあったので、その中にお金を入れる人。
初めて知った。歌の力で、此処まで人を動かせるということ。
「どうする?」
そう言ったのは、青い髪の男の人。
「俺はもう一曲、弾くけど?」
「もちろん、歌わせてもらう。」
彼は微笑むと、ギターを持ち、演奏をし始めた。
声は止み、ただ、私と彼のギターの音と声が町中に響く。
風は、やさしく私の頬をかすり、通り抜けていった…。
*
終わったときには、もう日が暮れようとしていたときだった。
私は彼に誘われて、近くにあったカフェに行った。
「君、すごく歌うまいね…。俺はカイト。よろしく」
差し出された手、握ると、人の温かさを思い出した。
「私は、ミク。貴方のギターすごくよかったよ」
そう??嬉しいっ と、喜ぶ彼は、無邪気な少年みたいで、すごく可愛かった。
「で、なんでフードかぶっているの??」
ドクッ…
胸がなる…、どうしよう。
「ぇえっと…あのっ…私、昔からフードとか、被っていないと落ち着かなくってっ…その…」
言い訳になって…ないよね…。
「そーなんだ!!!へー…珍しいね!!」
…
…
…は??
3に続く…、
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