つらつらと降る空の涙
暖簾のように風をまとう
茂る山々恵みを受け
緑の薫り漂わせる
カタチのない糸が紡がれ
織り成される透明の波
自由に舞う
天から大地の頂へ
落ちて溢れて河となる
この手に掬えるだけの愛を
一緒に流してどこまでも
さらさら下る森の涙
大蛇(おろち)のように道を進む
砕ける小岩走り抜けて
丸みを帯びた形つくる
ひとつふたつ景色を飾る
流れがまた数多の愛を
飛び散らせる
山から大地のその先へ
溢れ流れて海となる
両手からこぼれ落ちるほどの
ぬくもり抱えてどこまでも
天から大地の頂へ
落ちて溢れて河となり
水平線の母なる海へ
一緒に還ろう そしてまた…
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